毎度の事ですが、またまた久しぶりの更新になってしまいました(汗)
今日は、ちょっと呟きです。
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現場で、釘打ち機を使います。
工事現場の近くを通ると、「パシュン!パシュン!」と聞こえるエアの圧力によって釘を打つ工具です。

⇐ こんなんです。
ず~っと昔は、玄能(かなづち?)を使って打っていましたが、僕がこの仕事に入った20年前には、釘打ち機が使われていました。
その当時先輩が「基本は、手道具だから!」と言われ、先輩が釘打ち機を使って釘を打ち、僕は手が痛くなりながら、何本も何本も釘を打っていました。
手で釘を打つと、下地に釘が効いているか手ごたえで分かりますし、こうやって打つんだ!というのも分かってきました。
その後、機械を使って打つときに、様子がわかりますし、こんなことに気を付けて打たなきゃ!っていうのを覚えた気がしました。
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その約10年後、構造のお師匠さんから「基本は、手!設計は機械に頼りすぎるな!電卓をたたいて、自分で計算して計算方法を覚え、その後コンピューターを使えば、コンピューターのソフトのミスがあっても、チェックをすれば自分で分かるけど、最初からコンピューターだけになってしまうと、ソフトのミスがあっても、そのまま進んでしまうから…と言われました。
実際、プログラムのバージョンアップ後、チェックをしたらエラーを見つけた事がありました(汗)
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現場の機械も、設計のソフトも同じ。
機械を使えば、効率も上がりますし、スピードアップもします。
でも機械は機械。
基本は自分の手。
最近、簡単に導入できる事は沢山あるようですが、汗をかいて、努力をして頑張って頑張って、身に着けることをこれからも忘れないで、進んでいきたいと思います。